アーセナルの中盤のディフェンス
アーセナルの中盤にはショートパスやコンビネーション、ドリブルを得意とする選手が揃っています。このメンバーだと、高い位置でプレスをかけるサッカーをしそうなものですが、試合を見る限りそうはなっていません。
これはなんのため?と考えてみると、プレミアにはよくあるロングボールの対策ではないかと思えてきます。プレミアではロングボールが多用されるので、高い位置でのプレスは空振りに終わると考えて現在のような中盤の守備になっているのではないでしょうか。
ではどこでボールを取っているかというと、DFラインの前、中盤の低い位置です。相手FWと味方DFの競り合いでこぼれたボールを中盤の選手が回収しています。そこからアーセナルMF陣はポジションを流動的に変えながら攻撃をしていきます。中盤の低い位置でボールを奪い、中盤の高い位置に選手が流動的に入っていくという攻撃は変化に富んでいて楽しいサッカーです。
ポジションチェンジをすると守備が不安定になりやすいといいますが、アーセナルはどうなんでしょう、まだよく分かりません。後、こんな風に中盤が動けるのはFW、DFが競り合いに勝てているからなので、彼らはアーセナルの流麗なサッカーの陰の功労者ですね。