芝生の上のサッカー雑記帳

サッカーについて語ります 芝生の上でのサッカーが好きです

ユベントス対インテル感想

ユベントスの前と後ろでのディフェンスの変化

ユベントスは前で守るときと下がって守るときでは大きく守り方を変えているようです。前で守るときには相手ディフェンスラインに積極的にプレッシャーをかけていましたが、引いて守るときには攻撃時とは異なったフォーメーションで人数をかけて守っていました。

 

引いたときのユベントスのディフェンス

引いて守るときのユベントスは攻撃時とはポジションを変化させていました。攻撃時は3-1-4-2ですが、引いて守るときはディフェンスラインにアサモアリヒトシュタイナーが入り、ピルロの横にポグバとビダルが並ぶ5-3-2の形になっていました。ディフェンスラインに5人が並び、バイタルエリア3人が並ぶという形です。ディフェンスラインに5人が並び、バイタルエリア3人が埋めていたので主にサイドから攻撃をしていたインテルはこれをほとんど崩すことができていませんでした。さらにFW2人もセンターサークル下くらいまで下がっていたので引いたときのディフェンスはかなり硬いでしょう。しかし、ここまで引いてしまうとカウンターができなくなってしまうのではないかと思いましたが、5-3-2で引いて守っているときにもカウンターでチャンスを作ったシーンが23回見られました。カウンターの場面ではテベスのキープ力とピルロの正確なロングパスを活かしてカウンターを行っていました。この下がってディフェンスをするときの5-3-2へのポジション変化ですが、ポジションを変化させるアサモアリヒトシュタイナー、ポグバ、ビダル4人にはかなりの運動量が求められると思うので、走行距離のデータがあれば見てみたいです。

 

ピルロの前を向いてパスを出す動作

ピルロは後ろを向いた状態でパスを受け、前を向いてパスを出す、というのが上手いですね。後ろから来たボールを、パスの延長線上から半歩横に出た状態で、前を向きながらトラップして次の瞬間にはパスを出せる状態になっている。パスを出せる状態になるまでが速く、蹴りやすい位置にボールを正確に置いていました。