芝生の上のサッカー雑記帳

サッカーについて語ります 芝生の上でのサッカーが好きです

2014/09/13 アーセナル対マンチェスターC感想

スターティングメンバー

 


アーセナル

FW:ウェルベック
SMF:エジル、右SMF:サンチェス
左CMF:ラムジー、右CMF:ウィルシャー
DMF:フラミニ
左SB:モンレアル、右SB:ドゥビュシー
左CB:コシエルニ、右CB:メルテザッカー
GK:シュチェスニー

 


マンチェスターC

FW:アグエロ
SMF:ミルナー、右SMF:ナバス
CMF:シルバ
左DMF:ランパード、右DMF:フェルナンジーニョ
左SB:クリシー、右SB:サバレタ
左CB:デミチェリス、右CB:コンパニー
GK:ハート

 


まずはアーセナルから

アーセナルの前プレス
この試合、アーセナルは積極的に前線からプレスをかけてボールを奪っていました。普段は攻撃的MFを自由に動き回らせているアーセナルですが、この試合では流動的なポジションチェンジはほとんどなく、前からのプレスでボールを奪っていました。

 

FWウェルベック
FWウェルベックはロングボールの受け手として今一つ機能していませんでした。普段はジルーがヘディングでボールを味方に落としているので、それがなくなったのは痛手でした。ただし、中央からサイドに流れる動きでマークを外してチャンスを作る場面が何度か見られたのでこれから良くなっていくと思います。

 

後半のサイドの裏をとる動き
アーセナルは後半になると相手SBの裏のスペースを使うようになってきました。サンチェスやSBが相手SBの裏のスペースを使ってチャンスを作っていました。サンチェスのボレーでのゴールもこのパターンだったので狙い通りだったのではないでしょうか。

 

技術で相手を上回っていたラムジーウィルシャー
アーセナルの2人のCMFラムジーウィルシャーはとても良い働きをしていました。守備では前線からのプレスでボールを奪い取り、攻撃ではドリブルで相手DMFを翻弄する場面が何度も見られました。特に前半10分までは相手DMFがDFラインに吸収されていて、その時間帯にはバイタルエリアを使って何度もチャンスを作っていました。

 


次はマンチェスターC

ナバス-サバレタライン
マンチェスターCの右サイド、ナバスとサバレタは攻撃において非常に良いコンビネーションを見せていました。特に、ナバスが中に入り、サバレタが外を駆け上がるというパターンは昨シーズンは見られなかったものだと思います。このパターンは前半3、8、16、31分に見られ、チャンスを作っていました。また、ナバス外、サバレタ中というパターンも見られました。

 

GKハートからのロングパス
普段だと、味方からのロングボールに競り勝ってくれるトゥーレ(またはジェコ)がいるのですが、この試合の前半には2人ともいませんでした。そこでGKハートはどこを狙ってロングボールを蹴るのかに注目していましたが、主にアグエロかシルバのところへロングボールを蹴っていました。しかし、この2人はヘディングの競り合いにあまり強くはありません。後半になってジェコが入ってくるとジェコのところに蹴っていたので、前半はとりあえずボールを前に入れて前プレスでボールを取り返すという狙いがあったのでしょう。

 

DMFとDFの連係
この試合、前半0-10分と後半に何度かマンチェスターCのDMFがDFラインに吸収されてバイタルエリアにスペースを与えてしまい、そこをアーセナルウィルシャーラムジーエジルに使われていました。

 

コシエルニのボールを狙う
この試合ではアーセナルの左CBコシエルニがボールを持ったときにプレスをかけてボールを取りにいく場面が何度か見られました。前半1、7、9、13分にコシエルニがボールを持つと人数をかけてボールを取りに行っていました。これはアグエロが常にやや右のポジションを取っていたことと関係があるのかもしれません。しかし、アーセナルの右CBメルテザッカーがボールを持ったときにはこのようなプレスは見られなかったのでコシエルニからボール奪取を狙っていたことは間違いないでしょう。