2014/10/05 ユベントス対ローマ感想
・ユベントスのダイヤモンド型ビルドアップ
ビルドアップ時のユベントスのDFラインは、3バック+ピルロでダイヤモンド型を作っていました。このダイヤモンドは、ユベントスの攻撃の中心であるピルロをサポートするためと考えられます。3バック+ピルロでダイヤモンド型を作っておけば、ピルロがマークに付かれたときに3バックの中央のDFがフリーになれるからです。
・サイドを経由するユベントスの攻撃
ユベントスの攻撃では一度ピルロにボールを預け、そこからピルロがサイドにロングパスを通すというパターンが何度もありました。ピルロの精度の高いロングパスが相手のディフェンスの手薄な場所を突いていました。
・ユベントスのプレスとリトリートの切り替え
ユベントスは、相手のDFがボールを持ったときに相手DFに余裕があればリトリート、余裕がなければ前線からプレスと切り替えていたようです。特に、前線からプレスをかけるときは逆サイドのマークを捨ててプレスに行っていました。
・ローマの0トップ
この試合、ローマはジェルビーニョのスピードで何度もチャンスを作りました。それは、ローマの前線3人が流動的に動き回ってマークを外していたためと考えられます。最前線の3人ならば流動的に動き回ってもディフェンス時の負担が少ないので良い戦術かもしれません。