芝生の上のサッカー雑記帳

サッカーについて語ります 芝生の上でのサッカーが好きです

アストンビラ対アーセナル感想

主にアーセナル側を見ていたので、アーセナル側の感想です。

 

最初、アーセナルは主にサイドから仕掛けていました。サイドでSMFがボールを持って、SBエジルがサポートして数的優位を作って崩すパターンが多かったです。ここで、サイドを崩せないとわかったらすぐにボランチに渡してサイドチェンジをしていて、そこがスピーディーで相手を左右に揺さぶっていました。両サイドに顔を出すエジルの運動量はこの試合を通じてかなりのものでした。

 

しかしこのサイド攻撃にもだんだんと対応されてきます。そこで、アーセナルの選手は動きを変えてきました。特に良かったのがカソルラウィルシャーです。カソルラはサイドから中央へ流れ、相手DFMFの間のスペースでボールを受け、そこからパスやコンビネーションでチャンスを作り出していました。ウィルシャーは、中盤の低い位置でサイドチェンジを担当していた初期とは変って、FWジルーの下のスペースに走りこみ、ドリブルでチャンスを作り、ゴールも挙げました。

 

この試合、コンディションがよかったのでしょうか、エジルの活躍が目立ちました。前半後半を通して味方のサポート、スペースへの飛び出しとピッチのあらゆる場所に現れて、パスを受けては出し、チームによいリズムを作っていました。ドリブルでも相手にボールを取られることがほとんどありませんでした。エジルはボールを受けるときの体の使い方が良いですね。ボールを受けると同時に次のプレーの動作が始まっています。後ろ向いた状態で味方からのパスをダイレクトで返し、前へ走りこむというプレーならば、エジルは体を反転させながらパスをダイレクトで返し、次の一歩で前へ走り出していて一連の動作が滑らかで速いです。